~~40歳まであと601日~~

川越という街にもたくさんのまつ毛エクステサロンが集まる

怒涛のように過ぎ去っていった私たちの成長ラッシュは、数年後から少しずつ落ち着き始めました。

広告の主体も紙媒体（タウン誌）からネット広告（ホットペッパービューティー）中心に変わり、そして川越という田舎町にもどんどんお店が増えていきました。

9年前は4店舗ほどだったマツエクサロンも、2018年9月現在最低でも30件以上は存在しています。

店舗が増えることは私たちにとっても嬉しいことなのですが、差別化を測るためにもお店の方向性としてしっかりとした特徴やコンセプトが必要になっていきます。

また、当時の自分たちはちょっと調子に乗っていた部分もありました。

『自分たち以上のサロンが川越に出来るはずがないと・・』

今でもその考えに迷いはないのですが、以前は目の前の業務に集中し過ぎてしまい、お店の中身の成長を後回しにしてしまっていたという反省が残っています。

まつ毛エクステの基本は技術と接客である

私たちは原点を振り返り、これからの自分たちのお店に必要なことを考え始めました。

これまでは店舗の拡大を中心に考えてきましたが、これからは店舗の成長を中心に考え直そうと。

そして、まつ毛エクステのお店として最も重要なことである【技術と接客】に関し、周りのどの店舗にも負けないお店を作り上げようといった方向性へと切り替えました。

まつ毛エクステの様な、業界的にも日の浅い業種では変化がとても早いです。

最新の技術・最新の知識がどんどん良いものへと変わっていきますので、店舗としてスタッフへの指導もとても難しい部分でもありました。

常に最新の情報が入る様にするにはどうしたら良いのかと考え、まつ毛エクステの協会への加入を考える様になりました。

優れた指導者がいるまつ毛エクステの店舗が強い

日本にはまつ毛エクステの協会が多数存在しております。

それらの協会にはそれぞれ特徴があり、特に技術や知識に定評のある”日本アイリスト協会”に加盟することにしました。

そしてまたしても自分の奥さんに修行に行ってもらう事にしました。w

目指すは日本アイリスト協会の認定講師。

教える技術が最高であれば、必ずお店にとってもお客様にとっても良いはずであると考えたのでした。

もともと技術に対する精度が高かった奥さんは、1年ほどでその高みへと進むことが出来たのでした。

その効果は6年ほど経過した今でも絶大だと感じています。

数々の失敗を繰り返し、それでもなおより良いお店を目指す

変化の激しいまつ毛エクステの業界に足を突っ込んでいる自分たちは、とにかく変化を繰り返しながらお店を成長させようと努力を続けています。

ただ、上手くいくことばかりではないというのが正直なところです。むしろ上手くいかないことの方が多いと言っても良いと思います。

そんな変化の中にも常に希望の光を見つけながら前進し続けてこれているのには、大きな理由が存在しております。

それが当社で働いてくれているスタッフたちの存在です。

まつ毛エクステが好きで、他のスタッフのことを本気で心配出来る心の優しいスタッフが存在しているから数々の失敗を乗り越えてこれたと言っても良いと思っています。

そして、”会社を運営する・お店を継続させるには人材こそが全て”だと思う様になっていったのでした。

スタッフのためにお店が存在し、スタッフが楽しめるお店こそが良いお店であると思っています。

まだまだ進化の過程ではありますが、これからもスタッフにとってもお客様にとっても良いお店が作れる様な努力を続けていきたいと思っております。

そして、それが今後のまつ毛エクステのお店の基盤となることを願っています。

つづく、【第9章】40歳を目前に控え、自分なりの経営者としての方向性を模索し始める

• 【第1章】卒業文集で書いた将来の夢は『BIGになること』
• 【第2章】オーストラリアに留学し自分の知らない世界に出会う
• 【第3章】人生で1番努力した、起業家を目指すキッカケとなった会社での2年間
• 【第4章】経営者になることを諦めようと何度も悩んだ人生で最も苦しかった2年間
• 【第5章】インターネットという世界と出会い少しずつ人生が変わり始める
• 【第6章】まつ毛エクステという流行り始めた美容法を地元で開業
• 【第7章】何をしても上手くいくゴールデンタイムに突入
• 【第8章】会社を経営するために必要な能力は人材の育成だということを知る
• 【第9章】40歳を目前に控え、自分なりの経営者としての方向性を模索し始める
• 【第10章】40歳になってからが自分にとって第2の人生の幕開けである